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起動スクリプトの意味
<IT技術の処方箋:起動スクリプトの意味> Linuxには、色々なサーバーが起動しています。 Web、メール、FTPなどなど。 一般的には、それらのサーバーを起動する場合は、 起動スクリプトを実行させるようにしています。 起動スクリプトの格納場所は、一般的には、 /etc/rc.d/init.d にあります。 どんな起動スクリプトがあるのか、リストを見ましょう。 #ls /etc/rc.d/init.d とコマンドを打ってみてください。 色々な起動スクリプトが出てくるはずです。 例えば、HTTPDサーバーなら、 /etc/rc.d/init.d/httpd がHTTPDサーバーの起動スクリプトですね。 それらの各ファイル(起動スクリプト)の中身をみると、 実際に起動させるプログラムが書いてあります。 上記の、HTTPDサーバーなら、 実は、/usr/sbin/httpd というプログラムが実行されるわけです。 で、ここで疑問が出てきますね。 サーバーを起動するのに、 なぜ起動スクリプトを使うのでしょうか? ●実は、この起動スクリプトは二重起動を防いでいるわけです。 簡単に説明しましょう。 この起動スクリプトを実行したとします。 するとサーバーが起動された状態になるわけですが、 さらに起動スクリプトを実行しても、 「起動中ですよ」とメッセージを出してくれる 仕組みになっているのです。 つまり、二重起動の防止になります。 二重起動するとプロセスがごちゃごちゃになって、 プログラムは正常な動作をしません。 だから、起動スクリプトを使って、 サーバーが二重起動しないような仕組みになっているわけです。 他にもオプションなど色々目的がありますが、 起動スクリプトを使う一番の目的は、二重起動の防止なのです。 試してみましょう。 # /etc/rc.d/init.d/httpd start httpdを起動中: [ OK ] ここで、二重起動を実行。 # /etc/rc.d/init.d/httpd start httpdを起動中: ね、起動中というメッセージを出して、二重起動しません。 起動スクリプトは、二重起動を防ぐ。 そんな意味合いを覚えておきましょう。 参考)起動スクリプトの作成 http://www.searchman.info/tips/1620.html 参考)起動スクリプトの登録 http://www.searchman.info/tips/1630.html 参考)起動スクリプトの順番 http://www.searchman.info/tips/1640.html
慣れてきましたか?慣れてきたら、
Linux自宅サーバーの注意点チェック |