クラウドで 伸びる人沈む人 |
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yum:yumを覚えて、様々なソフトウェアのインストールをする準備をする。
<概要> あなたのサーバーにLINUX(FedoraCore4)のインストールができたと思います。この後は、必要なソフトウェアをどんどんサーバーにインストールしていきます。 必要なソフトウェアは、パッケージという単位でまとめられているのですが、 このパッケージは、yumというコマンドを使用すると、簡単にインストールやアンインストールができるのです。 yumとは、FedoraCore4に標準でついているプログラムで、このプログラムを使うと 簡単にインストールやアンインストールができます。是非、覚えましょう。 aptコマンドをご存じの方は、それと同じと思えばよいでしょう。 ちなみに、aptの解説はこちらから、FedoraCore2で使ってました。 ちなみにyum は Yellow dog Updater,Modified の略です。 パッケージのインストール・アップグレード・検索・管理を行うコマンドで、 とても便利です。 <1.yumの基本的概念> FedoraCore4では、色々なソフトウェア(パッケージ)インストールしていくわけです。 ソフトをインストールしないと、サーバーは使い物にならないですからね。 でも、インストールするといっても、バージョンが新しくなったり、 他のソフトとの依存関係、つまり他のソフトを先にインストールする必要があるとか、 そんなことを考えならがインストールするのは面倒なこと。 その面倒なことをやってくれるのがyumコマンドです。 最新バージョンのソフトウェアは、リポジトリというサイトに登録されていています。 まあ、簡単にいうと、リポジトリとはソフトウェアの貯蔵庫みたいなもの。 yumコマンドを使うと、そのリポジトリに勝手にアクセスして、ソフトが最新になります。 便利でしょ!! 例えば、「yum update ソフトウェア名」とコマンドを打つと、そのソフトが最新バージョンになります。 しかも、他のソフトとの依存関係も調整してくれるので、とっても楽です。 ちなみに、リポジトリは色々なURLがありますので、 興味のあるかたは日本のミラーサイトに変更するのもよいかもしれません。 リポジトリの設定は、以下のファイルを編集することにより、できます。 # vi /etc/yum.repos.d/fedora.repo <2.主なyumコマンドの一覧> yumコマンドの主な使い方をまとめておきます。WEBやBINDやMAILでも使うので、よくみておきましょう。 yum install ソフトウェア名 : ソフトウェアをインストールします yum clean packages : 今までダウンロードしたパッケージを削除します(サーバーの容量を広げます) yum update ソフトウェア名 : ソフトウェアをアップデートします yum remove ソフトウェア名 : ソフトウェアをアンインストールします yum list installed : 既にインストールしたソフトウェアの一覧を表示します yum list installed | grep ソフトウェア名 : 指定したフトウェアのバージョン名を表示します。 yum list : インストール可能なソフトウェアの一覧を表示します yum list updates : インストールしたフトウェアでアップデートが必要(できる)一覧です。 ※オプション yumコマンドの直後に -y をつけると、全自動でyesになります。 <3.yumコマンドのサンプル> では、yumコマンドを試してみましょう。今回のインストールで、ftp(vsftpd)がインストールされているはずです。 バージョンを調べてみましょう。 (↓yumコマンド実行例) ※このコマンドは、#rpm -q vsftpd とも同じですね。(よくわからない方は、無視でけっこうです) <yumコマンド実行例> [root@host /root]# # yum list installed | grep vsftpd vsftpd.i386 2.0.3-1 installed ←2.0.3-1がインストールされていますね。 [root@host /root]# # yum list installed | grep httpd←インストールされていないソフトは、何も表示されません。 |